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9.「悪党紳士」概略

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第九作 「悪党紳士」 (明進堂刊より)(転載禁止)

 若い時、フランスに修行に来て居た英国の貴族花房丈次郎と恋に落ち、駆け落ちまでした、フランスの士官の娘の山田蔦江嬢。
 正式に結婚する前にお仙という娘が生まれたが、花房丈次郎は英国に一人で戻ってしまう。
 丈次郎の妹・妹李(まりい)姫は兄に山田蔦江嬢と正式に結婚する事を勧めた。
 丈次郎は妹・妹李(まりい)姫と一緒に蔦江とお仙を迎いに仏国に来るが、丈次郎は途中で何者かに殺されてしまう。
 仕方なく英国に戻って行った妹李(まりい)姫は花房家の家督を継ぎ、兄の遺児お仙を養子に迎えようとするが、回りから反対され、10年が経ってしまう。
 フランスに取り残された山田蔦江は生活苦に、止むに止まれずデミモンド(遊女のようなもの)になってお仙を育てていた。
 或る日、フランス座に芝居を見に行って、桟敷で誰かを探している、イギリスの貴婦人を見かける。
 顔は見えないが、どこか見た事が有る様な気がして、回りの者に、あの貴婦人は誰かと問うが誰も分からない。芝居が終った後、その貴婦人が泊って居ると言う宿屋に行き、あの貴婦人が誰かを問うが矢張り分からないという。自分で確かめろと言われ、英国貴婦人の隣の部屋の覗き穴から、貴婦人の様子を覗いていて、大変なものを見てしまう。 


ボアゴベイ著  黒岩涙香 訳  トシ 口語訳

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ボアゴベイの「Bouche couse」(他言無用)英訳「Sealed lips」の翻案小説

1888年(明治21年)新聞「絵入自由新聞」に「似而非(にてひ)」と題して連載

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